ロードオブザリング・妄想たっぷり鑑賞記★

このコーナーは映画『ロードオブザリング』第1部&2部とその原作『指輪物語』の突発妄想語りです。
第2部を見たとたんに激しく萌えの炎が上がって書き散らしています。
なぜならば、今まで見えなかった腐女子萌えが見えてしまったからです。
髭王アラゴルン×エルフ王子レゴラスです。
そしてなんともデリカシーなくネタバレ満載です。
映画をこれから見てみようかなーという方、純粋に作品を愛する方には申し訳ありませんがおすすめできません。
あと、私は原作も読んでいるのでウッカリ第3部のネタバレが出てないとも限りません(気をつけますが)。

★『指輪』との出会い
突然ですが、『ドラゴンクエスト』てロールプレイングゲームはご存知ですか?
いまやPS2で10とか言ってますが、私がプレイしていたのは5まで、特に好きなのは3です。
どんなゲームかというと、自分が『勇者』となって仲間4人からなるパーティーを組んで、世界を旅するオーソドックスなRPGです。
パーティーは勇者のほかに戦士、魔法使い、僧侶で組むのが王道だったと思います。
魔法使いや僧侶はレベルが上がると『賢者』に進化して鬼強くなります。
それぞれ得意や苦手があって、それぞれ助け合い補い合って戦っていく感じが良いのです。
・・・そんなDQ3に夢中だった十数年前、『RPGの元祖』と言われていた古典ファンタジー小説が『指輪物語』です。
超分厚くて字が小さい文庫本6冊(今は9分冊)にメゲず読破。徹夜泣き腫らし上等!!
もう、どハマリでした、指輪の世界に・・・そしてアラゴルンに。
どうにも訳書のニホンゴが不満だった為、原書まで買いました(こちらは当然敢え無く挫折)。
著者が伝承学者だというだけあって、小説の世界の背後にある歴史、地理、芸術まで感じさせるリアリティーに圧倒。
地図どころか、神話とかエルフ言語とか、王家の家系図とかもあるんですよ!『指輪』の世界自体、伝説の古代なのにね。
しかし。すでに私は立派な腐女子だったにもかかわらず、そういう萌えをした記憶は何故かないんですよね。不思議。

★そして映画化!第1部『旅の仲間』鑑賞記
そんな『指輪物語』がなんと映画化されると!それも3部作だと!
なかなか映画は原作を超えない・・・という不安にもメゲず、観に行きました2002年の春。
もう、私の脳内の映像が目の前に!
と何か勘違いするくらいイメイジどおりだったのです。
風景は勿論、役者さんたちのイメイジがぴったりで!メリー&ピピンの髪型までイメイジどおりだったには驚きました。
ヴィゴ(=アラゴルン)!!オーランド(=レゴラス)!!そしてサー・イアン(ガンダルフ爺)!!!ショーンビーン(ボロミア)!
好きな俳優さんが増えました。衣装もメイクも演技も大満足。
なのに見た当時はかなり素直に感動して終わりでした。
きっと出来のよさに安心しすぎたからかと、笑。
そして、『フロド受けは理解できるけど私はロリショタ受け萌えないの!』とか思ってた、笑。

第2部でアラ×レゴ激萌えしてから、DVDで見直してみたところ、
見える!やっぱりアラレゴじゃないか!私は王道だ!そして腐女もマトモ萌えもまとめてGO!
アラゴルン初出シーンで初キャーキャー。汚い身なりの時ほどかっこよく見えるアラゴルンって何。ヴィゴって何。
原作の堂々としたアラに比べるとヴィゴのアラは憂いが見えて良いです。
イシルデュア王の血を受けることの誇りと恥と怖れと・・・すべて静かに受け止めるアラ最高。

なんつっても裂け谷会議のシーン楽しくて好きです。
ゲームでも物語でもパーティー結成の瞬間って高揚感があっていいですね。
"You have my sword!" "And my bow!" "And my ax!!"は指輪屈指の名シーン。
フロドの立候補に切なげでいとおしげなガンダルフの表情が泣かす。
サムメリピピの乱入にあのエルロンド(=マトリックスの敵ボス)の怖い顔が一瞬緩むところも楽しい。
そしてン千年生きてても未だにすぐアツくなる直情エルフ王子レゴラス可愛すぎ。これもオーランドだからこそ?
アツくなるのがアラゴルンの名誉を守る為とあってはなおさら萌え。
アツく立ち上がって説くレゴラスを鎮めるアラゴルンの「座れ、レゴラス」のせりふはあるサイト様の
『それって騎乗位要求の台詞かよ』
のツッコミにさらに腐。腐腐腐。
そうでなくても旧知の知り合いっぽさが嬉しい。裂け谷で再会の夜は燃えまつか。腐。
よく見れば旅立ってからもアラレゴ萌えシーンの結構多いこと!嬉!
何気なくレゴラスの肩に触れるアラゴルンの手つきのヤらしいこと!嬉!

終盤は何度見ても真面目に泣きまくりでもうだめ。
フロドが指輪のせいで他人を信じられなくなってゆく哀しさに涙。
ボロミアの最期は本気で男泣き。
直前に指輪の誘惑に負けてフロドを裏切りそうになったことの後悔と償いの為に、捨て身で仲間を守るボロミアに。
自慢の角笛で敵をおびき寄せて、弁慶みたいに満身創痍になって・・・。
最期にアラゴルンに看取られてMy king・・・だなんて。だなんて。アラゴルンの額キス受けても許す!
一瞬治まった涙が、棺舟で見送られるシーンで再噴出。遺骸に剣を握らせてあげる絵が悪いと自覚。
ベタ騎士道に弱いのー、知ってるさ、け。


★とうとう腐女子萌え炸裂!!第2部『二つの塔』鑑賞記
勿論今年も心待ちに観に行ってきました〜!!第2部。
今回は途中から話が見えなくなったほど腐女子萌えしまくってしまいました。以下、加速します

アラレゴ推奨映画ですかこれ。
強い受け&戦友ムード(萌え言葉は『背中を預けられる存在』に決定)が大好物な私のツボをズブズブ刺すレゴラス王子の鬼強
弓矢は百発百中、剣を抜けば二刀流なんて。階段サーフィンしながら必殺矢発射なんて。走ってる馬にひらりなんて。
そんな強レゴが一瞬弱音を吐くのが対アラゴルンでしかも二人にしか通じないエルフ語でとは!
気を取り直してヘルム峡谷の絶望的な戦いに打って出たアラレゴギムが戦いの合間に交わす笑顔と冗談口が本当に本当に好き
腹を括って覚悟して、一緒に戦える仲間がいることを喜ぶ。そんな雰囲気と男達に滅法弱いのでした。
映画館で場違いにも、戦闘シーンで大泣き。ボロボロ。
ボロボロ泣きつつも、憂いの流離い人から正統なるゴンドール王に豹変するアラゴルンの指揮官ッぷりにヨダレも垂れる。汚なー。
なんですかヴィゴモーテンセン!どういう役者さんですか!しばらく立ち直れないほど素敵だよ。
それを言ったらオーランドブルームもいいですね!キレイなのに耽美すぎないレゴラスは彼ならでは。

アラレゴ極めつけは
戦闘中にアラゴルンが行方不明になったと知ってめちゃオロオロ→敵に怒り爆発するレゴラス!!
そんなアラゴルンが崖から落ちて九死に一生を得て戻ってきたときの再会シーン
感動の対面なのにすっかり見つめあっちゃってるのにレゴラスの台詞が
「遅かったな」とか「ひどい身なりだ」とか!!!
ビバビバ強がり憎まれ口!!素直に嬉しがるより何倍も萌えさせてもらった!憎まれ口叩けるって絆強い証拠だもの。
またしても言うが帰ってきたアラゴルンの汚さぶりが私は大好きだ。きっとレゴラスもそうなのvvv

アラレゴ以外だと
ボロミアを失った(私の)悲しみを少し癒してくれた髭素敵騎士2名の登場。エオメルもファラミアもええ男やのう!
馬、鎧、盾、剣。そして。いいなーvvv
白ガンダルフの復活、お茶目で白くて強い強い強い!復活を原作で知っていたのを後悔しちゃったよ。
物語を見る側から言うと、実力伯仲の手に汗握る戦闘や味方形成不利を見て祈る気持ちも醍醐味だけど、
白ガンダルフみたいに文句なく強いキャラの安心感も必要なんだよね。
エオウィンやっぱり好きだなあ。
自制の効いた女性って大好き。秘めた情熱っていうか。
でもエオウィン、アラゴルンの『将来を誓ったエルフ』はレゴラスだと勘違いに五千点。腐女子かよ。

最後にどうしても外せない、スメアゴル迫真の演技
彼とフロドの哀しい共感なくしては成立しないのがこの物語。
フロドは内省的で多感な青年だから見えすぎるくらい見えるんだろうなあ。そこを支えるのがサムでねえ。
私なんかは、ワグナーっぽいというか騎士道バリバリの雰囲気が好物だからそっち方面ばっかり見てしまいがちなんですが、
この映画ちゃんと(いやほど)スメアゴル描いてるから凄いよ。


★さあ、来年へ
1年待つんですね。第3部。王の帰還。
待ちきれません。去年もそう思ったけど、笑。
つか第2部のDVD出るのいつだよー。
アラレゴエンドレスリピートしてー。
それもいいけどDVDの楽しみの一つは『英語字幕で見る』。
字幕なし英語で台詞聞き取る語学力はないけど、字幕日本語読むのじゃ満足できない、と思って試してみたら、これがなかなか良くて!
声と字幕が全く一緒なせいか役者さんの声がよく聞こえるんです。
ヴィゴもオーランドも(結局そこに)いい声だし台詞回しも良いし!
せいぜい来年までに、v/oとかにハマらないように気をつけます。
ビバ、年に1度・春の指輪祭り!!!



呆れて帰る